現在JRAの競馬場は日本全国に10ヶ所存在しています。地方競馬の競馬場も入れるとかなり増えますが、今回暴露王がお話をするのはJRAの競馬場に関するものです。10ある競馬場とそれぞれの競馬場で開催される大レースを簡単に説明します。

  • 東京競馬場:日本ダービー・ジャパンC・天皇賞秋など
  • 中山競馬場:有馬記念・皐月賞・中山大障害など
  • 京都競馬場:天皇賞春・菊花賞・マイルチャンピオンシップなど
  • 阪神競馬場:宝塚記念・桜花賞など
  • 中京競馬場:高松宮記念・チャンピオンズCなど
  • 札幌競馬場:札幌記念など
  • 函館競馬場:函館記念など
  • 新潟競馬場:新潟記念・アイビスサマーダッシュなど
  • 福島競馬場:福島記念など
  • 小倉競馬場:小倉記念など

以上を見てみると、東京競馬場や中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場の中央開催の競馬場とそれ以外の競馬場の差が激しく思われます。まだ中京競馬場はGIが行われますが、それ以外は行われません。

しかし注目すべきはレースレベルの差だけではありません。例えば競馬場の大きさや施設に関する問題も挙げられます。例えば東京競馬場などの有力競馬場は広大な広さを誇り、多くのお客さんを収容できる状況が作られています。ちなみに京都競馬場はこれまでも立派な施設を有し、広さも十分でしたが、今後大規模工事を行い施設の拡充を行うようです。もちろんこういった工事は喜ばしいことですが、結果として中央開催の競馬場とそれ以外の競馬場との施設面の差が大きく広がります。

例えば札幌競馬場は札幌記念などが行われるためそういった日には数多くのお客さんがやってきます。しかしスタンドの大きさや建物の大きさ自体が小さく、そもそも収容できる人数が東京競馬場などとは比較にならないほど少ないのです。札幌記念をGIにという意見もありますが、実際に札幌記念がGIになるとも大きく観客数が増えるので収容できるかどうかという問題も発生します。こういった問題を解決することは簡単ではありませんし、工事を行うにしてもその間は開催ができなくなるので様々な事柄に注意する必要があります。ですが今後の日本競馬の発展を考える場合には、できるだけ競馬場の格差の問題を是正する必要があるでしょう。もちろん東京競馬場や京都競馬場などにGIを集約するのは悪いことではありませんが、ローカル競馬場の存在意義をもう少し高める工夫も必要でしょう。

競馬場はとても楽しく、最近ではファミリーで訪れている例も見られます。競馬ファンにとって居心地がよくて楽しめる場所になることを願います。

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