JRAが主催しているレースはかなりの数あり、それぞれクラス分けがされています。
それぞれの馬たちは、基本的には自分のクラスで戦うことになるのです。
(格上挑戦をする馬も稀にいます。)
競走馬にとって特別なレースがあり、それが「新馬戦」でしょう。
「新馬戦」という名前をみているとなんとなくわかるかもしれませんが、デビュー時にのみ出走することが許されるレースです。
ですので、このレースの出走馬はすべて、レース経験がなく、ある意味では予想が難しいとも言われています。
そんな新馬戦ですが、実は昔は2度以上出走することが許されていました。
例えば、第2回小倉開催のはじめの週に出走すると、その第2回小倉開催が終わるまで新馬戦に出ることが可能でした。
理論上は4回まで出走することができるのですが、そうなると連闘を繰り返すことになり、馬に負担をかけてしまうのでそこまで無茶なスケジュールを組む調教師はいませんでした。
今は「メイクデビュー」とも呼ばれているこのレースですが、やはり初々しい馬が出走することもあり、稀にハプニングが発生することもあります。
コーナーをまわりきれずに埒に激突なんてこともありますので、馬も騎手も命がけです。