チャレンジCは連勝中のエアウインザーが制覇
12月1日に阪神競馬場で行われたチャレンジCは、注目の馬が出走しており話題になりました。その筆頭はダービー馬レイデオロの弟のレイエンダであり、この馬はセントライト記念こそ2着に敗れたもののそれ以外は負け無しです。そして同じく注目されていたのがデビュー以来掲示板を外したのが一度だけのエアウィンザーで、このまま3連勝を果たしチャレンジCに臨みました。他にはGI戦線で活躍しているダンビュライトや今回武豊騎手が騎乗するマウントゴールドなども注目の馬でした。
レースがスタートすると大方の予想通りマルターズアポジーが逃げ、少し間が開いてサイモンラムセスが続きます。2番手と3番手の差もかなり大きく、前から後ろまではかなり縦長でした。3コーナーをカーブして4コーナーにかかり最後の直線に入っても、まだまだマルターズアポジーのリードは比較的大きかったです。ただ外から一気に2番人気のエアウィンザーが差し切り、後は大きな差を開いていくだけといった状況です。
2着には武豊騎手が乗るマウントゴールドが入り、3着はステイフーリッシュでした。レイエンダは6着に敗れてしまい、次走のリベンジに期待しましょう。エアウィンザーは今後のGIの舞台で見ることができるでしょう。
チュウワウィザードが名古屋グランプリを制覇
12月24日、クリスマスイブの日に名古屋競馬場で名古屋グランプリが開催されました。出走頭数は9頭と決して多くはありませんでしたが、出走馬のレベルは高かったように思います。
1番人気のグリムはすでに重賞2勝しており、しかも鞍上は名手武豊騎手です。2番人気は強い3歳世代で、なおかつ馬券圏外になったことがないチュウワウィザードでした。そして3番人気は上記2頭の3歳馬よりも経験豊富なミツバで、これらの他にも注目されていた馬はたくさんいました。
結果としてまだまだ底を見せていないチュウワウィザードが3番人気のミツバに半馬身差をつけて完勝し、3着にはグリムが入りました。2着と3着の着差は2馬身でした。ルヴァンスレーヴやオメガパフュームといった現役トップクラスのダート馬がすでに同世代にいますが、チュウワウィザードはこれらの馬に勝るとも劣らない実力を身に着けそうですね。
そんな暴露王も応援しているチュウワウィザードとは父がキングカメハメハで、母がチュウワブロッサム、母父がデュランダルという血統です。予想外の強さを発揮し、ダート2500mを走ることができるスタミナを有していることが分かりましたので、収穫の多いレースとなったはずです。
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