11月1日と2日にアメリカではブリーダーズCが行われました。この2日間で13のGIレースが開催されています。ここでは特に注目すべきレースの結果について紹介します。
まず挙げるのはメインレースのブリーダーズCクラシックです。1番人気は今年のホイットニーSを制しているマッキンジーでした。しかしながらレベルが高いレースとはいえず、結果的にサンタアニタ金杯を制しているヴィーノロッソが優勝しました。1着と2着の差は4馬身4分の1、そして2着と3着のハイアーパワーの差も4馬身4分の1でした。
芝12ハロンのブリーダーズCターフは、怪物級の強さを見せ付けているブリックスアンドモルタルが人気に応えて勝利しています。この馬は2017年に2敗しただけで、それ以外はすべて勝利し、現時点での通算成績は13戦11勝です。アメリカを代表する芝の強豪馬といっても過言ではありませんし、今年はアーリントンミリオンも勝っています。ちなみにこの馬は引退後には日本で種牡馬入りすることが決まっています。
ブリーダーズCマイルは前走ファストレディSを制したユニが勝利しています。サザンヘイロー産駒のMoreThanReadyの子供ですが、日本ではあまり馴染みはなさそうです。これがGI3勝目で、J.ロザリオ騎手が主戦を務めるようになってから6戦5勝の素晴らしい実績を残しています。
そしてやはりアメリカのレースといえばダートの短距離戦も見物です。日本の短距離戦とはまた一味も二味も違うところが面白いですよね。ブリーダーズCスプリントはマイトーリが勝利しました。初勝利を挙げた3戦目以降すべてR.サンタナJr.騎手が騎乗し、今年は7月のAGヴァンタービルトH以外ではかなりの強さを見せ付けています。1番人気のShancelotは2着に敗れ、3着にはWhitmoreが入っています。他の主要レースの勝ち馬はディスタフがブループライズ、フィリー&メアターフがイリデッサ、ターフスプリントがベルヴォアベイです。
やっぱり短期間で10以上のGIレースが行われるというのは競馬ファンにとっては非常に素晴らしく、喜ばしいことですよね。ほとんどの馬は日本に関わりがなく、日本人の競馬ファンもあまり知らないでしょう。どうしても日本人の競馬ファンはヨーロッパにばかり目を向けがちですがアメリカの競馬もとても素敵です。実際にサンデーサイレンスはアメリカ生まれアメリカ育ちですし、世界最大の競馬国はもちろんアメリカ。暴露王も今後はアメリカの競馬にも注目していきたいです。
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