3月18日に阪神競馬場で開催された阪神大賞典には、全部で11頭の馬が出走しました。長距離戦ということもありアルバートをはじめとしたステイヤーが複数出走し、レース前から盛り上がりを見せていました。
前走の京都記念で勝利し、昨年の菊花賞では2着に入ったクリンチャーが1番人気に推され、2番人気に長距離が得意なアルバートが推されていました。そして3歳時にはあのモーリスと接戦を演じたことのあるレインボーラインが3番人気に推され、4番人気はサトノクロニクルでした。
暴露王が見守る中、ヤマカツライデンがスタート後から逃げの手に出て、続いてムイトオブリガードなどが続きます。4コーナーをカーブして最後の直線に入った段階でもこの2頭が先頭争いをしていましたが、すぐに外から1頭だけ脚色の違うレインボーラインが強襲し、一気に差し切ります。
少し離れた2着には最後に追い込んできたサトノクロニクルが入り、3着には1番人気のクリンチャーが何とか残りました。しかし4着のアルバートとはそれほど差がないので、一気の勢いに陰りが見えた印象もあります。
今回阪神大賞典に出走した馬の中から天皇賞春に出走する馬がどれほどいるか現時点ではわかりませんが、他の路線からやってくる馬の中にも強豪馬がいるので油断はできないでしょう。